【エピソードⅥ】

高校時代の私の理系クラスは

女子は全体の3分の1程だった

 

その中で、推薦枠で大学を受けたのは私一人

 

理系の中でも、生物を専攻にしているため

殆どの女子は看護師を目指す専門学校に進学した

 

高校3年の2学期半ば

皆が勉強している中、私は一人暇を持て余し

誕生日が過ぎて直ぐ、車の教習所に通った

(校則違反ではあるが)

 

当時、F1に興味があり

私もライセンスを取りたいと思った

 

勿論、両親には反対されたが

大学入学祝で買ってくれた『日産マーチ』はマニュアル車

今も、車種は変われど マニュアル車を愛用している

 

 

大学は 工業大学の『応用電子工学科』に入った

 

付き合ってた彼は、受験勉強をし

同じ大学の『経営工学科』に入学

 

 

高校と違って大学は広い

同じ大学と言っても、学科が違うと校舎も違う、レベルも違う

 

私の学科は、130人程で 入学始めは女子が5人だった

 

 

少しずつクラスに馴染んでくると

自然と男友達も増えて来る

 

海が近かったのもあり、仲間内で よくドライブに誘われたが

ヒー(彼)は毎日、クラス前まで迎えに来ていた

 

彼は、私のクラスの女子と仲良くなるくせに

私は男友達と楽しく話せない放課後

 

 

何もかも 詰まらなかった

 

 

そして、1年の夏

 

耐えきれなくなった私は

図書館の横にヒーを呼び出し

「自由になりたい」

と伝えた

 

嫌いになったわけじゃない

ただ、もっとクラスの人と普通に話したかったのだ

だから「今は別れて欲しい」と泣き頼んだ

 

どう了承されたのか覚えていないが

 

勉強したくない この大学で

ようやく『自由』を手に入れた

 

 

誘われたらドライブに行ったり

ボーリングやビリヤードをしたりゲームをしたり

 

それとは別で

高校の唯一の女友達からの誘いで

月に1回程度だが、クラブに行ったり

 

その頃が、勉強してる振りをして一番遊べてた様に思える

 

 

そして、その頃

私は初めて『恋』に落ちた

 

初めて人を好きになった

 

男子3~5人のグループで一緒に遊んでた仲間の一人『

自分より頭が良く、運動神経も良く

クールで背も高くてカッコ良くて

私に無い物を全部持ってる人

 

声も魅力的で、私には欠点が見つからなかった程だった

 

『恋は盲目』

この頃の自分そのものだ

 

あんなに体型を隠していた私は

自然と お洒落する様になっていた

 

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人生初めて『告白』をした

 

・・と言っても、初めてだから直接言う勇気もなく

「後で読んで」と そっとラブレターを渡すだけ

 

 

 

私を含め5人しかいない女子同士、比較的仲良くやっていたが

特にRとは仲が良かった

彼女には、を好きになった事は伝えていた

(後に聞いたが、元彼ヒーは Rと個人的に仲良くしてたそうだ)

 

 

に手紙を渡して1週間

何も言って来てくれない

 

思い切って自分から切り出そうか悩んでた時

クラスの女子の一人から

「しーには言い辛いって言ってたけど、Rと君 付き合ってるみたいだよ」

と聞かされた

 

 

・・あまりのショックで何日かRと口を利けなかった

だが、真意が知りたく 自分から彼女に問い掛ける事にした

 

出て来た返答は

「しーが、あまりに君の事 褒めるから、私も好きになっちゃった」

「ごめんね」

 

そして、にも直接聞いた

「悪いけど、しーとは そうゆう関係にはならない」

 

 

 

友達に裏切られ、こっ酷く振られた私は

暫く学校には行けなかった

 

 

じいちゃんが亡くなった時以来の泣き崩れ様だったと思う

 

 

「大学を辞めたい」

でも、そんな事は親が許してくれない

 

 

大学2年の夏休み

同級生とは誰にも会わず

親に禁止されてたピアスを開け

眼鏡からコンタクトに替え

前髪を伸ばし、パーマを掛けて

 

後期を迎える