【エピソードⅢ】

行きたくない公立高校の入学準備

 

どんな制服なのか なんて調べてもいない

 

母親と買いに行って

初めて知った『ダサい グレーのブレザー』

 

中学2年で生理が来て

女性らしい体付きになったのが恥ずかしく

 

街では「電柱みたーい」と言われた制服は

一回り大きいのを選んだ

 

『少しでも可愛く見せたい』

なんて感情は微塵もなかった

 

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高校1年生、初めての中間テスト

 

何も勉強しないで 学年139番

『中の上、こんなもんか』

 

上部だけで友達と過ごしてたからか

1年生の頃の同級生は

顔も名前も、殆ど覚えていない

 

 

そして次の期末テスト

学年49番

 

変わらず

授業でしか勉強してなかったけど

急に跳ね上がった順位に

親も担任も期待するようになった

 

 

 

高校生にもなると

男女関係は もっと明確になってくる

 

 

7月4日

 

小、中学校7年間 同じクラスだった男友達に 久しぶりに誘われ

彼の家で、くだらないトークと ゲームをしていた

 

私にとっては、小さい頃からの『友達』で

普段と変わらない行動だ

 

 

だが、いつものように帰ろうとした時

突然、彼のベッドに押し倒され

 

「キスしないと帰さない」

 

最初は、笑って「アホ言うな」と誤魔化し抵抗したけど

それが本気だと気付いて

 

「・・もう判った、好きにしていいから帰してくれる?」

 

最後は諦めた

 

これが私の『ファーストキス』となる

 

 

そして夏

 

仲良くなった同級生が行ってた部活の

1つ上の先輩から告白された

 

・・友達から、じゃない

断る理由も思い浮かばなく 付き合う事になった

 

 

 

『付き合う』

 

友達関係とは 大きな違いがある

 

相手はキスしようとしてくるし

徐々にSEXも求めて来る

 

 

私は、結婚するまでは SEXはしたくないと思ってた

 

将来を共にすると決めた相手なら

自分も心から好きになってるだろうと

そしたら身も委ねられるだろうと

 

ずっと思ってた

 

何となく引き延ばし 引き延ばし

12月24日、クリスマスイブ

 

ライトアップされた公園で

初めて先輩とキスをした

 

 

だが

一歩進めば

相手は益々その気になる

 

今度は、身体を求めてくるようになった

 

『裸を見られるなんて嫌だ・・』

 

デートする度に抵抗し続け

相手は我慢出来なくなったのか

 

ある日

彼は、SEXの事は何も知らない『無』の私の手を

自分の股間に押し当てた

 

 

『変態だ』

 

 

 

ここで、少し過去を遡ろう

 

5歳、幼稚園

 

母親の仕事帰り

家族で買い出しに行った

 

両親が1階で買い出し中

私と妹は、2階の室内公園で遊んでいて

 

しばらくすると

学ランを着た 坊主頭の男子が

滑り台の下に潜り込み

私を手招きした

 

妹と、もう1人居た子は

遠くから黙って見ている

 

私は言葉も出なく

言われるがまま、彼の股の間に座った

 

「ちょっと待ってて」

そう言って、後ろでガサゴソ何かしている

 

「いいよ、こっち向いて」

 

恐る恐る 振り向いて見た物は

 

ズボンのファスナー全開で

そこから突き出ていた男性の性器

 

そして、私の前に雑誌を広げて

「真似してみて」

 

女性がソレを舐めている写真

 

余りの怖さに

私は飛び出した

 

以来、学ラン、坊主頭は苦手で

 

その行為は

互いのスキンシップの1つの手段ではなく

変態がする事と認識したのだ

 

 

 

話を戻そう

 

先輩が 正に

その行為をしてと言ってから

私は『変質者』としか見れなくなってしまった

 

少しずつデートを断るようになり

 

本当の理由は言えないまま

最後は私から別れを告げた

 

 

10ヶ月間の付き合いだった

 

 

そして

高校1年最後の期末は

学年12番という成績で

 

理系、文系に分かれる『高校2年生』に進学する